相続税申告は自分でできるのか??
よく、「相続税申告は、税理士さんに依頼しなくても自分でできるのでしょうか?」
というご質問をお受けすることがあります。これに対する答えは、以下の通りです。
「自分でできないことはないけれど、やめておいた方がいいです。」
まず相続の申告は、財産評価や申告書の作成等に高度の専門性が必要であり、所得税の確定申告書のように、税理士でない方でも簡単に作成できるものではないといったことがあります。次に、税務調査があります。税務調査は、他の法人税や所得税等の税金と比較すると、調査の確率がかなり高くなります。特に申告書第一表の下にある税理士署名欄に、作成税理士の署名がない場合には、税務署も税理士でない人が作ったものであれば、間違えや申告漏れがある可能性が高いと考えるので、チェックが厳しくなってしまう可能性があります。それではなぜこのHPのタイトルが「自分でできる相続税申告」になっているのかと疑問に思われるかもしれませんが、このHPは、自分でできるところまでは、自分で作業をやりたいという方や、相続税を専門にされていない他の税理士事務所の所員の方、相続税の手続きについての基礎的な知識を知りたい方向けに作られています。
相続税申告の特徴について
@税額計算の複雑性について
相続税申告における財産評価は複雑で、様々な特例及び特例適用に必要な条件や資料の提出等があります。仮に特例の適用忘れがあり、本来よりも過大に税金を納めてしまっても、税務署は教えてくれません。また土地をお持ちの方については、特に注意が必要です。土地の評価については、高度な専門性が求められ、評価する税理士によっても差が生じる程です。 土地の評価方法によっては、大きく税額が変わってきます。
A税務調査について
相続税において恐いのは税務調査です。税務調査では、税額が増加するポイントのみを
徹底的に調べられます。亡くなった方はもちろんのこと、相続人全員の預金通帳を過去に渡って調べられ、多額の生前贈与や、名義預金の存在等、税務署は見逃してくれません。
さらに土地の評価等の誤りや特例の適用ミス、必要添付書類の失念等、リスクがいたるところに潜んでいます。
また、後の税務調査で、指摘された項目については、延滞税等のペナルティが発生し余計な税負担がかかってしまいます。また、税務調査に対応する労力もかかってしまいます。
B相続税申告書作成の複雑さについて
申告書は、第1表〜15表まであり、その中から必要な表を記入して作成されます。特例の適用や必要添付書類の失念等があると、税金を支払い過ぎてしまいます。
このため、税理士に依頼せず、自分でできるという方はかなり限定されます。例えば、財産に不動産等がなく、生前の預金移動もなく、財産が預貯金のみである方等です。
それでもやはり、申告書の下にある税理士署名欄に、税理士署名がない申告書についてはかなり高い確率で、税務調査に入られてしまう恐れがありますので、税理士に申告を依頼される方が賢明であるといえます。
相続税申告を依頼する税理士選びのポイントは??
税理士は誰にお願いしても同じではありません。日本の税理士の大半は、会社の法人税や個人の所得税を専門にしていることが多く、相続税申告を専門に取り扱っている税理士事務所というのはごく僅かです。
医者に外科や内科と専門分野があるように、税理士にも専門分野があります。専門ではない税理士に相続税申告を依頼するということは、内科医に手術を依頼するようなものなのです。 それではどういったポイントを基準に、税理士を選べばいいのでしょうか。 以下そのポイントをご説明します。
ポイント1 申告実績(経験・知識)
ポイント2 価格面
ポイント3 信頼できる税理士かどうか
相続税の基礎知識(相続大辞典)
相続税編
- 相続税とは
- 相続税と税理士
- 相続税の申告期限
- 相続税申告のスケジュール
- 相続税の基礎控除
- 相続税の税率
- 相続税の計算方法
- 相続税の時効
- 相続税のペナルティ
- 相続税と贈与税
- 相続税の各種控除
- 配偶者控除
- 相続税の納税方法
- 延納と物納
- 相続税申告書の書き方
- 相続税申告書の提出方法
- 未分割の場合の相続税申告
- 相続税の還付
- 相続税の税務調査
- 準確定申告とは
- 相続時精算課税制度と相続税の関係
- みなし相続財産
- 相続税と債務控除
- 相続税と葬式費用
- 相続開始前3年以内に贈与を受けた財産
財産評価編
- 土地の相続税評価
- 路線価方式と倍率方式
- 私道の評価
- 定期借地権の評価
- 貸家建付地の評価
- 貸宅地の評価
- 広大地の評価
- 建物の相続税評価
- 小規模宅地の特例について
- 貸マンションの相続税評価
- 書画骨董品の評価
- 上場株式の評価
- 非上場株式の評価
- 公社債等の評価
- 家庭用財産の評価
- 特許権等の評価
- 預貯金の評価
- ゴルフ会員権の評価
- 生命保険契約に関する権利の評価
- 相続税がかからない財産
- 相続税がかかる財産
相続の生前対策編
贈与税編
- 贈与税とは
- 贈与税の税率
- 贈与税の納税義務者
- みなし贈与財産
- 贈与税がかからない財産
- 相続時精算課税制度
- 贈与税の配偶者控除
- 住宅取得等資金の贈与
- 贈与税の基礎控除
- 贈与税の計算方法
- 贈与税の申告と納税
法律編
- 相続とは
- 相続の開始とは
- 相続手続について
- 法定相続人について
- 相続人がいない場合
- 法定相続分について
- 相続財産にならないもの
- 相続放棄の手続き
- 単純承認、限定承認とは
- 相続登記の手続き
- 胎児の相続能力
- 代襲相続分とは
- 特別受益者とは
- 特別寄与者とは
- 遺産分割の基準
- 遺言書の検認と開封
- 遺言の方式
- 公正証書遺言とは
- 自筆証書遺言とは
- 遺留分の計算方法
- 相続人に未成年者がいる場合










